<労働>を変えるちょっとすごいマニフェスト

 働く貧困層(ワーキング・プア)や生活保護受給者の急増、ネットカフェ難民、派遣の劣悪な労働環境・・・、その一方で年金や国民健康保険制度なども揺らいでいます。働くこと・生きることに希望が持てない状況を大きく打開し、多様な生き方が保障される具体的な提案、「シングル単位」「ベーシックインカム」について学び、これからの社会・生き方について考えます。


第1回 2007年11月10日(土)13:30-16:30

未来派シングル単位宣言

  現在の社会は、男女カップル片働きを基本単位として各種制度が作られているため、男性が賃金労働に長時間従事し、女性が家事労働を担うスタイルが維持されてきました。この世帯を単位とする社会ではなく、多様性を前提とした個人を単位とすることで、様々なライフスタイルが可能となります。個人を単位に考えると、働き方や生き方、社会がどう変化するかを考えてみましょう。

講師:伊田広行
 立命館大学非常勤講師
『シングル単位の社会論』『シングル単位の恋愛・家族論』『仕事の絵本5 これからのライフスタイル』等、著書多数


第2回 2007年12月23日(日)13:30-16:30

ベーシック・インカム宣言

  現在、生きるためには、賃金取得を伴う労働が強制され、それが「できない」と選別された人に生活保護等が支給されます。今、この選別をやめて、働いているか否か、等にかかわらず、<全ての人に無条件に>生きるためのお金が支給される制度「ベーシック・インカム」が注目されています。賃労働の強制から自由になり、あらゆる働き方・生き方を可能とする、この制度の持つ可能性について考えます。

講師:山森 亮
1970年生まれ。
同志社大経済学部教員。
共著『ベーシック・インカム』刊行予定。
雑誌『VOL』2号、『現代思想』2006年12月号、2003年2月号
などに関連論文。


受講料●3,800円(学生2,800円)
   (部分参加の場合、1回につき2,300円)
定 員●30名
会 場●よろずアートセンター はち(中区新栄2-2-19) (地下鉄新栄駅徒歩5分)